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11月16日(土)13:30~16:30 7階ラパスホール+Zoom
子どもの発達をからだ丸ごとからとらえなおす
子どものこころの発達はいきいきと動くからだの発達と一体のものです。
記念講演では日頃自分の診療所と保育園で子どもの発達の“実践教室”を開設しているお二人から、聴くだけではない、目を見張る実践を学びとっていただき職場で活かしてもらいます。保育歯科の実践から見えてきた子どもの発育のつまずきの原因と支援方法
これまで筆者は子どものむし歯でなく、むし歯をもった子どもの心を含めた身体全体を見る保育歯科を実践し子どもたちの発育の支援を行ってきました。そんな中、見えてきた子どもたちの将来の健康に大きく関係する口の中の舌の位置について、なぜつまずきが生じやすいのか、効果的な支援方法などについてお伝えしたいと思います。 -
運動と姿勢の発達が食べる力やことばの発達を促す
毎年のように保育の現場では、「昨年度よりも今年度の方が、保育がきつい」という声が上がっています。その内容は、「赤ちゃんが、昼寝をしない。泣き止まない。ミルクを飲んでくれない。はいはいをしない。ことばが遅い」などの育ちに関する心配です。
0才からの発達を強く、ちょうどよく促すための保育と子育てのアドバイスについて、運動と姿勢の発達、それに関係してくる食べる力(咀嚼力)やことばの発達という視点から実践的提案をしたいと思います。11月17日(日)10:00~12:00 7階ラパスホール+Zoom
ジェンダーと認知症
認知症をもっている人への支援は「診察室」「ケアの現場」「地域」「社会」と階層的に実施されなければなりません。
2024年1月1日、「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」(いわゆる「認知症基本法」)が施行されています。共生社会作りの上で支障の一つになっているのが日本における大きなジェンダーギャップの存在です。このジェンダーギャップは「社会」や「地域」コミュニティーのあり方のみならず、認知症発症の関連因子を通じて「診察室」における診断へも大きな影響をもたらしていることを、事例を通じて報告します。
一方、従来型のジェンダー規範は「ケア」の在りように対して濃厚な関連性を持っています。
全体を通じてジェンダー平等の今日的必要性を強調したいと思います。今田 隆一 (こんだ りゅういち)
新医協会長/(公財)宮城厚生協会 坂総合クリニック宮城県認知症疾患医療センター長/日本脳神経外科学会認定専門医
<医学評論>
・対話型医療の試み ―認知症へのケアを通じて―
・認知症をめぐる様々な問題と今後の方向性について
・住民本位の復旧・復興を-健康で安心して住み続けられるまちを目指して-
<母と子の健康>(一般財団法人東京保健会 発行)
・高齢者とこどもをつなぐもの 認知機能をめぐって
・脳の健康つくりは一生涯 高齢者とこどもをつなぐもの 認知機能をめぐって(2)
・言語について 高齢者とこどもをつなぐもの 認知機能をめぐって(3)11月17日(日)13:30~16:30 東京労働会館+Zoom
認知症の実際とアプローチ
午前中の今田会長による記念講演「ジェンダーと認知症」に引き続き、認知症への支援の問題を深堀りします。
新医協ならではの視点から、栄養学的、睡眠医学的アプローチ、鍼灸にできることをさぐり、経験豊富なケアマネージャーによるケース紹介を通じ、日々のケアの一助になることを目指します。
幅広い分野からの皆さまの参加をお待ち申し上げます。
1. 認知症への栄養学的、睡眠医学的アプローチ
■杉田 義郎(大阪大学名誉教授/精神科医師)
2. ケアマネ、薬剤師の仕事を通して認知症について考える
■石丸 喜子(ケアマネージャー、薬剤師)
3. 鍼灸に出来ること〜認知症へのアプローチ〜
■中野 ひとみ(ひとみ治療院院長、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、作業療法士)杉田 義郎(すぎた よしろう)
大阪大学名誉教授/精神科医師
1948年大阪市生まれ。73年大阪大学医学部卒業。同年より大阪大学医学部附属病院で研修。78年大阪大学医学部精神科助手を経て、96年より大阪大学健康体育部教授。97年大阪大学健康体育部保健センター長兼務、2004年大阪大学保健センター長兼務、05年大阪大学保健センター教授、06年大阪大学医学部附属病院睡眠医療センター 副センター長兼務、13年大阪大学名誉教授、他、現在に至る。
<専門分野>精神医学、睡眠医学、臨床時間生物学
<所属学会>日本睡眠学会、日本スポーツ精神医学会(評議員)、日本時間生物学会、日本臨床神経生理学会、日本精神神経学会、日本脂質栄養学会、全国大学メンタルヘルス学会
<著書>「こころと眠りの健康 心の医学新書」メディカルレビュー社デジタル編集企画部、2006 -
11月17日(日)13:30~16:30 東京労働会館+Zoom
PFAS環境汚染にどう立ち向かうか
全国各地で環境汚染が明らかになっている有機フッ素化合物(PFAS)の問題についてシンポジウムを開催します。
PFAS問題の基礎と実態について、日本で最も早くからPFAS問題の研究に取り組まれてきた小泉昭夫京都大学名誉教授による講演、大阪で大きな住民運動を推進されている長瀬文雄氏、PFASは水俣病などと同じ重大な住民の健康被害として住民の血液検査を積極的に推進されている大山美宏医師、PFAS血液検査を開始された病体生理研究所の中川博之氏による報告から学び、PFAS環境汚染について、日常生活で、地域でどう立ち向かうか討論します。
1. PFASってなに?危険?
■小泉 昭夫(京都大学名誉教授、社会健康医学福祉研究所所長)
2. 大阪PFAS汚染と健康を守る会のとりくみ
■長瀬 文雄(公益財団法人 淀川勤労者厚生協会 副理事長)
3. PFAS血液検査を開始して
■中川 博之(病体生理研究所 精度保証室室長)
4. PFASの特性と健康被害(仮題)
■大山 美宏(昭島相互診療所 医師)
- 日 時
- 2024年11月16日(土)、17(日)
- 会 場
- 東京労働会館 + オンラインZoom
- 参加費
- 新医協会員2500円/一般3500円/学生1000円
※2日間すべてに参加できます
- 定 員
- 会場 30~70名 / Zoom 90名
申込方法
メール(自動返信メールの内容に沿って)・FAXでお申込み後、下記口座等に参加費をお振込み下さい。
ご入金確認後に受講票(ID,PW)等をお送りいたします。
※申込は資料を郵送いたしますので講演日の1週間前で締め切らせていただきます。
郵便振替
00170-9-180753 新日本医師協会(通信欄に講演名・参加者名を明記)
【会場案内】
東京労働会館
(東京都豊島区南大塚2-33-10 東京労働会館 7階・地下会議室)
※Google MAPこちらから
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