2022年11月12日㊏ 13日㊐ 第75回総会・全国研究集会

11月12日(土)13:30~16:30
7階ラパスホール+Zoom
ジェンダー平等の現状とその背景  教育・家庭・医療・福祉の現場から
 「ジェンダーとは何か」よく質問されます。一般には「社会的・文化的につくられた性差」と定義されています。逆に「ジェンダー不平等」は人類の歴史の中で、支配する側によって歴史的につくられたととらえられています。日本では賃金格差や不平等な労働実態、コロナ禍における女性の自殺の急増、国際的にはジェンダーギャップ指数116位とういうありさまです。
 このシンポジウムでは、職場や家庭など、身のまわりや自分自身の潜在意識にある性差別の気づきの場にし、日本社会におけるジェンダー平等を考えましょう。

今田隆一


➀ジェンダー平等にむけて基調報告
👤 今田隆一 氏 (新医協会長 脳神経外科医)

➁児童虐待からみたジェンダーギャップ
👤 田村道子(保健師)

➂大人にこそ必要な性の学び
👤 水野哲夫(人間と性教育研究協議会 本部幹事)
 日本の性教育の遅れ、内容の乏しさなどは長い間にわたって指摘されてきました。それはすなわち学校の教員も含めて性についてきちんと学んだ大人が数少ないことをも意味します。学校が頼りにならないので「おうち性教育」をはじめようとされる保護者の方々も増えています。その際に大きな壁となるのが、「親である自分も大事なことは知らない」ということです。「知らない」という自己認識からスタートして、どうしたら大人の性の学びが実現できるのか、ご一緒に考えていきましょう。
11月13日(日)10:00~12:00
7階ラパスホール+Zoom
経済活動と愛をどう再会させるか  真の強弱共生を求めて
 今回特別講演に、浜矩子先生に登場していただきます。浜矩子先生は鋭い分析力と広範な視野で経済トピックスを斬る、日本が世界に誇る名高い研究者です。
 経済活動が人間による人間のための営みである以上、「人がモノ化」されてはなりません。目指すべきは「弱肉強食」「自己責任」ではなく人に優しく、人を幸せにする経済です。金融政策、グローバル経済など経済問題を人間らしい言葉と視点で分かりやすくお話ししていただきます。
 ご講演を通じて医療・福祉や公衆衛生の展望を見いだしましょう。

浜 矩子(同志社大学大学院ビジネス研究科教授)

11月13日(日)13:30~16:30
7階ラパスホール+Zoom
食がうるおす育児・保育・母子保健
みんなで耕す・穫る・調理する・分ける・そしてみんなで食べる
 母の乳房から乳をもらって赤子は空腹と心を満たして生きることの幸せを学び取ります。
 畑からお婆ちゃんが朝どりしたキュウリを孫に食べさせた日々が放射能汚染で中断され庭のない仮設住宅に追いやられて、お婆ちゃんの落胆はどんなに大きかったでしょう。
 食べる営みでつながる人の連鎖はあたたかくて優しい。
 でも今日は人と人との営みであった「食べる」が分断され、商品化され、センター化されています。国は保育園に給食室はなくても、業者の弁当で良いとしました。
 その流れに抗して、人と人との営みを食を通して取り戻した実践報告を子育て中の母の体験から、母親同士の持ち寄りパーティーから、囲炉裏保育に取り組む調理師・栄養士から、畑と地続きの保育園から報告してもらいましょう。そして、子育てや保育の各論としての「食育」の枠を取り払い、食を堂々と中心において進む子育て実践を学び合いましょう。

岩倉政城

基調講演 食がうるおす育児・保育・母子保健
👤 岩倉政城(新医協顧問 尚絅学院大学名誉教授 尚絅学院大学付属幼稚園前園長)

1. お気楽離乳への子育て実践
👤 金子浩子(キッチンの科学プロジェクト代表)

2. 親子で早朝散歩後の一品持ち寄り豚汁パーティ
👤 窪田真衣(ろぜっと保育園 栄養士)

3. 園舎の真ん中が給食室・囲炉裏のある保育
👤小嵜美律代(ひよこ保育園 栄養士)

4. 食の生産から消費までをつなぐ保育の役割
👤村田里美(こっこ保育園 調理師)

5. 園舎と地続きの畑で子どもたちは、そして地域は
👤遠藤美保子(小規模保育園聖愛ちいろば園 園長)

◆司会 安藤節子(食べもの文化 編集顧問 管理栄養士)
11月13日(日)13:30~16:30
地下会議室+Zoom
格差と分断を打ちやぶる 希望を語ろう
 シンポジウムでは「ジェンダー平等の現状とその背景」を、浜矩子先生に「経済活動と愛をどう再会させるか」を講演していただきました。現代日本の抱えている格差や貧困、そして分断、これらについて、みんなでワイワイ話し合う参加型の企画「しゃべり場」を設けました。リレートークと共に、自由なおしゃべりを通して希望を見出したいと考えます。皆様のご参加をお待ち申しあげます。

トーク➀社会経済の貧困と精神障害への対応と社会変革
👤伊勢田 堯(精神科医師)

トーク➁都立病院独法化は医療に何をもたらすか
👤赤尾関恵子(看護師)

トーク➂鍼灸を通してホームレス支援
👤武井百代(鍼灸師)
日 時
2022年11月12日(土)、13(日)
会 場
東京労働会館 + オンラインZoom
参加費
新医協会員2500円/一般3500円/学生1000円
※2日間すべてに参加できます
定 員
会場 70名 / Zoom 100名

申込方法
メール・FAXでお申込後、郵便局備え付の振込用紙で下記口座に参加費をお振込み下さい。
ご入金確認後に受講票(ID,PW)等をお送りいたします。
※コロナ対策によりお時間がかかりますので、 締切り日間近の時は必ず電話での確認をお願いします。
※締切りは定員になり次第、または10月29日まで。

郵便振替
00170-9-180753 新日本医師協会(通信欄に講演名・参加者名を明記)

【会場案内】
東京労働会館
(東京都豊島区南大塚2-33-10 東京労働会館 7階・地下会議室)
※地図はこちらから


【Zoom受講にあたりお願い】
私たちは、会場で対面して受講するような環境を目指しています。
●受講中は、「顔を映すこと」と「名前の表記」が必須になります。講義中に一定時間顔が映らない際は、「待機室」に移動しますのでご注意ください。もし端末機器から離れる際は、「チャット」機能で " 新医協事務局あて" に、その旨を伝えて下さい。匿名参加者を交えては気持ちよく問いかけが出来ません。匿名性が担保されてしまうネット上では、情報の漏洩が簡単になされてしまいますので、規制を強くしていますことご了承下さい。
●本配信の録画・録音は元より、講義資料のコピー厳禁、SNS 等や第三者へのURL 転送、転記は固くお断りいたします。
●当日のキャンセル・不参加による払い戻しはいたしません。

浜 矩子(はま のりこ)
同志社大学大学院ビジネス研究科教授

1952年8月3日東京都生まれ。1975年一橋大学卒業、三菱総合研究所入社。1990年4月より1998年9月まで同社初代ロンドン駐在員事務所長。帰国後、同社経済調査部長、政策経済研究センター主席研究員を経て2002年10月より現職。専門領域は国際経済学。 BBC、CNN、NHKなど各種メディアのコメンティターとして出演。金融審議会、国税審査会、内閣府PFI推進委員会委員などを歴任。

<著書>
「分裂する欧州経済」(日本経済新聞社、1994年)、“Disintegrating Europe” (Adamantine Press, 1996年)、「グローバル恐慌~金融暴走時代の果てに~」(岩波新書、2009年)、「ザ・シティ 金融大冒険物語~海賊バンキングとジェントルマン資本主義~」(毎日新聞社、2009年)、「ユニクロ型デフレと国家破綻」(文春新書、2010年)、「死に至る地球経済」(岩波ブックレット、2010年)、「超入門グローバル経済~地球経済解体新書」(NHK出版、2013年)、「老楽国家論~反アベノミクス的生き方のススメ~」(新潮社、2013年)、「国民なき経済成長~脱・アホノミクスのすすめ~」(角川書店、)2015年)、「どアホノミクスの断末魔」(角川新書、2017年)、「それでもアベと心中しますか~国民の9割を不幸にする安倍政治の落第通信簿~」(廣済堂書店、2018年)、「小さき者の幸せが守られる経済へ」(新日本出版社、2019年)、「スカノミクスに蝕まれる日本経済~奸佞首相の思惑と下心~」(青春出版、2021年)、「愛の讃歌としての経済」(かもがわ出版、2022)など多数。

岩倉 政城 (いわくら まさき)
尚絅学院大学名誉教授/尚絅学院大学付属幼稚園前園長/新医協顧問

東京歯科大学卒業、東京医科歯科大学大学院(生化学)修了、東北大学助教授、尚絅学院大学教授、同附属幼稚園長、新日本医師協会会長を経て
現在 歯学博士、尚絅学院大学名誉教授、新日本医師協会顧問、医学評論編集委員、HPVワクチン検討会主宰、伝統医学研究会主宰、宮城県社会保障推進協議会会長、尚絅学院大学放射線被ばく下の幼児教育研究センター(SIREC)代表

<著書>
単著「さあ、子どもたちを真ん中に -自由・設定保育の枠を越えて-」 芽ばえ社、「ボクってすごい・ワタシってすごいと思える子を育てる」芽ばえ社、「かみつく子にはわけがある」大月書店、「園長ピッピの子育てだより」芽ばえ社、「口から見た子育て」大月書店、「口を通した子どもの発達」芽ばえ社、「指しゃぶりにはわけがある」大月書店、「五感ではぐくむ子どものこころ」かもがわ出版。
共著「衛生・公衆衛生学」I.K.コーポレーション、「精神保健」建帛社、「臨床予防歯科学」医歯薬出版、「高齢者健診と保健活動」ライフ・サイエンス・センター、「今日の治療指針」医学書院、「子ども白書2017」本の泉社。

<医学評論>
アタッチメント障害の子どもの理解と援助「抱かれると目をそらし、近づくかと思うと避ける」
“大人”から自然を奪われた子どもたち ~ そして保育者は放射能汚染に立ち向かった ~
子どもの貧困と虐待、医療、放射線被害