“大人”から自然を奪われた子どもたち 〜そして保育者は放射能汚染に立ち向かった〜
おうちでママから言われた、「花を摘んじゃダメ、アブナイでしょ」
保育所でセンセから言われた、「柿を食べちゃダメ、アブナイから」 ′′
大人はみんな「ダメ、アブナイ!」って言う。
でも子どもたちから自然を奪ったのは別の大人・・・。
禁止しかできなかった保育者は保護者と一緒に除染に汗を流しはじめた。
そうして保育者は園庭に自然を再現した。ダメ、アブナイは二度と言わない。
今、わたしたち保育者は「子どもの利益の代弁者」として立ち上がる。
大震災の津波は引いても放射能の津波は7年経っても引かない。福島県では今でも2万人が避難や仮設暮らしを強いられている。帰還者は居ても高齢者が多く、子どもを抱えた親は不本意ながら祖父母と離れ、暮らしている。
たった一つの核発電所の事故で東日本一帯がかくも長く放射能で汚染され、住民の苦難は続いている。いま、世界には核発電炉が400基を超している。福島の子どもたちが虫を怖がり、土に触れず、砂場遊びも忘れた“自然剥奪症候群”になっていることを2015年国連防災会議で、2016年ソウルで、2017年クロアチアで学会報告してきた。
本年6月も現地の保育者を含む報告団8人でプラハに赴き、世界幼児教育・保育機構(OMEP)の総会で世界の人々に訴えてくる。
👤 岩倉先生にお話をお聞きします。 定員100名
はなし:岩倉政城 新医協会長 歯科博士/尚絅学院大学名誉教授/前尚絅学院大学附属幼稚園園長
と き:2018年7月7日(土)13:30〜16:30
ところ:大阪府保険医協同会館 5階 M&Dホール
かいひ:会員 1500円 一般 3000円 (資料代含む)