新医協は2023年11月28日に「日本政府には、イスラエルとハマスに対して直ちに戦闘を停止するよう働きかけ、かつ迅速な人道的支援を行うことを求める」緊急声明を出しました。 (PDF版はこちらから)
[特別緊急声明]
新医協総会
2023年11月28日
10月7日ハマスのイスラエル攻撃により1400人の死者が、その報復としてのイスラエルによるガザ地区への無差別爆撃でこの紛争の死者は1万人を超え、4割以上が子どもであるという。
もとより、本紛争の背景にはパレスチナに居住していた人々をイスラエルが次々と追い出し支配地を拡大してきた許されない犯罪行為がある。
とはいえそれはハマスのイスラエル民間人攻撃や人質という行為は許してはならない。ましてイスラエルのガザ地区医療機関や難民キャンプへの無差別爆撃や地上侵攻は、報復の次元を越えたジェノサイドである。
新医協は人命を守る立場から、直ちに戦闘行為の停止と、現地への救命のための人員及び物資の搬入を求める。
10月27日の国連緊急特別会合では、イスラエル・ガザ紛争における「敵対行為の停止につながる即時かつ持続的な人道的休戦」を121カ国の賛成で、採択したにもかかわらず日本政府はこの採択に棄権をした。
憲法9条のもと平和外交を国是とする日本の政府が率先して休戦の働きかけをすべきであるにもかかわらず背を向けたことを強く非難する。
日本政府には、イスラエルとハマスに対して直ちに戦闘を停止するよう働きかけ、かつ迅速な人道的支援を行うことを求める。