過去の病? 水俣病・カネミ油症
~公害 被害者救済の医師団から~
医師団のひとり、藤野 糺先生は、水俣病・カネミ油症にかかわる誤った認定基準の問題と特にカネミ油症では、直接汚染を受けていない次世代・次々世代の被害の実態を報告されます。
1956年に公式確認された水俣「奇」病は、1959年に熊本大学医学部研究班により「原因はある種の有機水銀化合物」とされました。その後、水俣病は「1953年に発症。1960年に終息。患者数111人」と過去の病気となりました。しかし、それは汚染の一部であったのです。被害者は数々の裁判を闘い、現在、行政認定患者2,283人を含む約7万人の被害者が救済されるも、汚染の全貌は未だ明らかにされていません。藤野先生は、1968年9月の政府の公害病認定後の1970年より被害の実態を明らかにする活動に従事しています。
またカネミ油症は、1968年に発見された食品公害で、初期には皮膚症状が重視され、原因はダイオキシン類と明らかにされて36年後の血中残留濃度が診断基準に加わりました。しかし多くの被害者が救済を拒否されてきた事件なのです。それに加えて毒性は、胎児期曝露による直接の被害にとどまらず、被ばくを受けた女性が、数年あるいは十数年以後に産んだ子どもにも及んでいます。
藤野先生からの報告をじっくりお聞きしたいと思います。

講師:藤野 糺先生(水俣病訴訟支援・公害をなくす県民会議医師団 団長/水俣協立病院名誉院長/芳和会 菊陽病院 医師)
と き:2020年3月13日(金) 18:30-20:30
ところ:豊島区民センター 504 (JR他各線「池袋駅東口」より徒歩7分/
東京都豊島区東池袋1-20-10/Tel03-6912-7900)
参加費:新医協 500円 / 一般1000円